突撃インタビューしてきました!!
こんにちは(^^♪人財コーディネーターです!
今、あるミッションを受けて日本で活躍する外国人の方や企業に訪問してインタビューをさせて頂いております。
目的は「外国人採用に関する背景調査」ですね。
何があって採用を考えたのか。今回は企業様ではないのですが、
裏千家教授。カナダ出身、京都在住のランディー チャネル 宗榮さんにお話を聞いてきました。
「らん布袋」Japanese cafe & gallery
https://ranhotei.com/
ランディさんは、
うらせんけ教授きょうじゅ。京都観光おもてなし大使。京都・東京で茶道教室を開催かいさいするほか,講演こうえんやメディア出演しゅつえん,和カフェ「らん布ほ袋てい」の経営けいえいなど,幅広はばひろく活動している。また,京田辺市のお茶の普及ふきゅう活動の一環いっかんとして,抹茶まっちゃをプロデュース。武道ぶどうは,二刀流六段だん錬士れんし・田宮流居合いあい五段だん錬士れんし・弓道五段だん,居合道いあいどう / 剣道けんどう / なぎなたは有段ゆうだん。(EduTownあしたねより抜粋)
もともと武道の道を究めるために来日されたそうです。ランディさんのことが詳しく紹介されていますので是非ご覧ください
http://urx.blue/0g99
お話を聞かせて頂いたのですが、あまりに緊張しすぎて失敗してしまいました・・・。というのも質問が足らなかった。そんな感じです。
・外国人の方が活躍するために足かせとなっていること
・伝統文化を外国人がうけつぐことについて
・外国人が活躍するためにするべきことは
こういった質問をさせて頂きながら、今関りのある留学生や外国人ワーカーのためになる情報を探そうと考えていました。失敗だと感じたのはネガティブ要素の質問をしていたという事です。ネガティブな質問をすると、ネガティブに関する答えが返ってきてしまいます。
それでもランディさんならではのご意見を頂きました。
外国人にとって足かせとなっているのは「法律」からの制限がありました。在留資格の問題です。技能実習生ではできるが、技術・人文知識・国際業務の在留資格ではできない。といったことがあります。外国人の方が働くためには在留資格を取得する必要があります。いわゆるビザのことです。目的に応じた仕事しかできないという制限があります。在留資格に合わない作業をしてしまうと、本人だけではなく企業も罰則を受ける可能性があります。
また短大や大学を出ているか、専攻している学科は何かによって就労できるか変わってきます。そのため伝統文化で働くには難しいのです。外国人の方で伝統文化を受け継ぎたいと考える方がいても出来ないという現状もあります。
ランディさんは外国人が伝統文化に携わることは良いことであるとおっしゃっていました。後継者がいない、伝統産業には人財不足の問題が付きまとってきます。ここでランディさんが指摘されたのは「我々日本人の意識」が少ないという事です。本当に守るのであればもっと日本人が意識して取り組む必要があります。
また古くからの体質の改善が必要であると。受け継ぐには血筋が大事。男性でなければいけない。日本人でないといけない、など昔ながらの考えですね。本当に伝統を後世に残していくのであれば国籍なんて関係ないですからね。企業における体質も同じですね。こうでなければいけないという古株の考え。もっと柔軟に考えて行動しなければ時代の流れに乗り遅れてしまいます。
やはり外国人が活躍するためには「声を上げる」必要があると。小さな声でも集まれば大きな声へ変わります。制度や法律を変える必要がある場合は同じ思いのある人が集まってムーブメントを起こす必要があると。
一つ一つのことに取り組んで改善していくのであれば、いくら時間があっても足りませんね。目的は働く環境を改善することです。そのために何をする必要があるのか。ここを深く掘り下げる必要があります。ピラミッド構造で考えると一番上の部分を改善すると下に降りてくるとうまく流れ始めます。したから順番に上に向けて改善していくとものすごくパワーがいります。
例えば子育てでお話します。
子供がおもちゃが欲しいとおねだりをして来たとします。毎回ダメだと怒ったり、何とか買わない方向で説得してもきりがありません。
テストで90点以上をとれば
お手伝いを10回すれば
運動会で1位になれば
と条件を付けることがあると思います。つまり目的を持たせるという事です。目的を達成すればおもちゃが買ってもらえるという事です。
外国人採用に置き換えると、一つ一つの問題を改善していくだけではなく、目的をどれだけ素晴らしいものにするか。外国人の可能性を最大限に示すことができれば、そんな可能性があるなら改善した方がいいなとなるはずです。
外国人が活躍するための環境を作ることの「目的はなにか」を明確にすることで「可能性の観点」に裏付けをつけることで、改善せざるを得ない状況を作れば良いのではないかと考えています。
どうしても目の前の課題を改善するためにはどうすれば良いのか?を考えてしまいがちです。もちろん間違いではありません。最終的なゴールをどこに置くのか。ここがあれば目の前のことをどう対処するのか見えてきます。
今→今→今→と進めていくと途中でとんでもない方向へ向かっていたり、遠回りをしていることも多いですよね。ゴールがきちんと設定できていればそれに向かって進めます。
現在訪問させて頂いている外国人の方や企業様の声を聞いていくと本当に気づきがたくさんいただきます。ランディさんは日本人以上に日本人でした。お茶も頂き、和菓子も頂きました。和の心って本当に奥深いと感じさせて頂きました。
茶道についても体験ができるので、また訪問してみたいと思います。そしてまた前向きな質問をしてみようと思います。
今回は突然メールを送ったにも関わらずご縁を頂きましたランディさんには感謝しかありません。もっともっといろんな人にであって自分も成長していきたいと思いました。
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